特長

古くから、防腐・防虫効果のある顔料として家の格子戸や壁さらに陶磁器、漆器などに用いられた弁柄。
「ベンガラ」の名前は、かつて酸化鉄を含む良質の赤褐色の土がインドのベンガル地方で産出されたことに由来するという。色鮮やかな朱色とは一味違って、赤みに少し茶色がかったその色彩は、明るさの中にしっとりとした落ち着きを醸し出す。

効果

弁柄は、紫外線を防ぐ効果があり、木材の保護に役立ちます。
さらに上柿渋と混合し塗る事によって防水、防虫、防腐、抗菌作用があり耐久性が得られます。その他にさらに丈夫にするために亜麻仁油や桐油を塗ったりして仕上げます。


弁柄を利用した配合例

弊社製品上柿渋や粉末顔料『顔力』の配合による色合いを変化させる塗装方法

塗面仕上り
イメージ
色見本 上柿渋や顔力を用いた弁柄の使用目安の例
ベタ塗りの場合
(刷毛塗り)
上柿渋に対して弁柄15%~20%の割合で充分混合して塗って下さい。
木目を出す場合
(刷毛塗り)
上柿渋に対して弁柄5%~10%の割合で充分混合して塗って下さい。
艶を出し更に強くしたい場合弁柄着色乾燥後、さらに上柿渋又は天然油を重ね塗りして下さい。
古色を出したい場合予め粉末顔料顔力黒3~4に対し弁柄1の割合で混ぜ合わせ上柿渋に対し5%~10%ほど混ぜた色顔料をよく撹拌して塗って下さい。
画像はイメージですので実際の色合いと異なりますのでテスト塗りをお勧めいたします